思考実験
風呂で屁をこいた。
それ自体は日常茶飯事であった。屁が浮かんだ刹那、げろしゃぶの脳内にもとある疑問が浮かんだ。
屁はくさい。実は屁の中には、大腸菌の成分が染み込んでいるそうだ。
目には見えないがくっさいくっさい大腸菌。
風呂場で屁をこいた場合、いったいどれだけの大腸菌がいるのだろうか。
まず、前提条件を調べてみる。
成人の大便1gには、300~500億個の大腸菌が含まれるそうだ。
仮にげろしゃぶが屁をこいた時「あ、やべ」とほんの少し、1滴程度の「糞汁(ass juice)」を出してしまったとしよう。
1滴は約0.05ml。つまり1回の放屁で15億個程度の大腸菌が噴射されたと仮定しよう。
これを浴槽内で発射した場合、私の汁は浴槽のお湯(50L)に全て溶け込まれる。
私の汁は50(L)*1000÷0.05(ml)=1000000倍。100万倍に希釈されるということになる。
最終的な浴槽の大腸菌濃度は、15億÷100万=1500 /ml という計算になる。
つまり1回放屁する毎に1ml中に1500個の大腸菌が溶け込む、ということである。
さて、通常浴槽にはコップが置いてある筈である。
風呂の熱気で喉が渇いた時、浴槽のお湯を掬って飲む用のコップだ。
1回の入浴で最低1杯は飲むであろう。
コップ1杯150mlであるから、放屁した後にお湯を飲むと、約22万5000個の大腸菌を摂取することになる。
これは大発見ではないだろうか。
大腸菌の摂取量など誰が意識しただろうか。
私はこれを皆と共有したく、定義を考えるべく便宜上「ブペル」と名付ける。
1回放屁浴槽の水150mlを摂取することを1ブペとする。
是非皆も明日から使ってほしい。
昨日は2ブペしたわ〜、などという何気ない会話を耳にできる日を心待ちにしている。